カジノカフェは賭博罪にあたる違法ギャンブル

カジノカフェとは

カジノカフェの利用客が逮捕されたというニュースが定期的に飛び込んできますが、カジノカフェで一体どんなことが行われているかについてはそれほど知られていないでしょう。
カジノカフェというその名は、パソコンが置かれたネットカフェのような店内で、カジノゲームを使ったギャンブルを行うことから付けられたものです。

最近はテレビのニュースをはじめ、カジノカフェの違法性について語られることが多くなったので、カジノカフェは違法ギャンブルという認識を持たれるようになりましたが、一昔前は、そのあまりにもネットカフェに似た雰囲気に違法ギャンブルだと知らずに何度も足を運んでいたという利用客も少なくはありませんでした。

カジノカフェは違法ギャンブルであるため、堂々と宣伝活動を行うことができません。
基本的には利用客が知り合いを呼んでくる形なのですが、時には歓楽街にて客引きが店に誘ってくる場合もあります。

その際に客引きが口にする常套句が「違法ギャンブルではない」です。
しかし実際にはインカジは違法ギャンブルで、店内にてお金のやりとりが発生すると、その時点で自身も違法行為を行ったことになりますので、どれだけインカジの安全性を語られてもその誘いに乗ってはいけません。
カジノカフェとは

カジノカフェで使われるオンラインカジノについて

カジノカフェで使われているカジノゲームは、違法性のあるものではなく、世界的に認められているオンラインカジノのゲームです。
オンラインカジノはその運営にあたり、世界各国の政府からライセンスを受けているので、安全性に関しては日本の公営ギャンブルとなんら変わりありません。

ゲームも細部にまでこだわって作られているので、本物のカジノでギャンブルをしているような高揚感を味わうことができます。
オンラインカジノは1990年代半ばにヨーロッパで登場して以来、その人気は高まるばかりで、現在世界には千万人を超えるプレイヤーがいると言われています。

最近のオンラインカジノは多言語化が進み、日本語にも対応しているオンラインカジノも増えてきているので、英語がわからなくてもカジノゲームに胸を熱くすることができます。
また、オンラインカジノはオンラインのギャンブルながらも億を超える高額な賞金を獲得することもできるので、一攫千金を狙ったギャンブルを行うこともできます。

オンラインカジノにはこうした特徴があるのですが、インカジでオンラインカジノを利用すると賭博罪によって逮捕されることになります。
しかし、これはオンラインカジノに問題があるわけではありません。

オンラインカジノをインカジではなく、自身で個人的に利用する分には違法となりません。
個人的なオンラインカジノの利用が違法とならないのは、違法ギャンブルを取り締まる賭博罪に触れる点がないからです。

賭博罪は日本国内の公営ギャンブルを除く賭博行為に対して働く法律です。
違法な賭博行為として賭博罪で裁くには、その賭博が行われていた賭場に胴元、張り子の両者が揃っていなければなりません。

オンラインカジノはすべて海外の会社により海外で運営されているので胴元は海外にいることになります。
張り子は日本国内にいるのに胴元は海外にいるという特殊な状況が生まれるため、個人的な利用であればオンラインカジノでギャンブルを行っても賭博罪で罰せられることはありません。
また、お金のやりとりに関しても海外の決済サービスを使うことになるので、日本国内にて直接お金のやりとりが行われることもありません。

オンラインカジノはこのように賭博罪に触れる点がないため、個人で利用しても法律によって罪を与えられることはありません。
カジノカフェで使われるオンラインカジノについて

カジノカフェはなぜ違法なのか

カジノカフェの利用が違法となるのは、店内にてお金のやりとりが生じるからです。
店内でお金のやりとりが生じるということは、そこで賭博が行われていたという証になります。

インカジでの入出金はそれぞれの店により方法が違いますが、もっとも多いのはポイントを購入し、最後にポイントの残高を現金化してもらう方法です。
この方法は2006年の初のインカジ摘発となった京都のゴールドラッシュでも行われていた方法です。

オンラインカジノ側からポイントを購入すると、その購入金額に対して100%のボーナスが付与されます。
たとえば、1ポイント100円だとして5万円分の500ポイントを購入すると、購入した額である500ドルをボーナスとして受け取ることができます。

このボーナスとして受け取った500ドルはもちろん実際にゲームに使用できますし、最終的には現金化することも可能となっています。
ゴールドラッシュはこの100%ボーナスで利用客にプレイさせ、利用客が負けた場合その損失分をオンラインカジノ側と半分にし利益を上げていたと言われています。

このゴールドラッシュの摘発では店の店員2名が常習賭博罪として懲役となり、利用客2名は単純賭博罪で罰金刑となりました。
ここ最近も新宿、渋谷を中心とした大がかりな摘発があり、なんと31人もの逮捕者を出し、押収された額は3億3800万円にもなりました。

これからもカジノカフェの摘発、逮捕は進んでいきますので、オンラインカジノのギャンブルに魅力を感じるのならば、違法ギャンブルのカジノカフェではなく、自分自身で登録して安全に利用するように
しましょう。
カジノカフェはなぜ違法なのか

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